第四章

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「悪い…晴夜待っただろ?」 『いや、それほど待ってないよ…じゃあ行こっか』 俺たちは弓道場にむかって歩き出した。 あれ・・・ 懐かしぃ・・・ 俺は昔誰かと同じような会話をしたことがある気がする・・・ 〔 「――、待たせたな。」 『いや、それほど待ってはいないさ…さて行くか』 〕 名前ガ・・・ 思イ出セナイ・・・・ 俺ヲ呼ンダノハ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・誰? ~~♪~~~♪ 🎶~~~♪ 笛ノ音? 一本ドコカラ・・・ 〔 「――!!あれほど式神でからかうのをやめてくれといっただろぅ(泣)」 『からかってなどいないさ。 ――がかってに驚いただけであろう(笑)』 〕 式神? 〔『お前の笛の音もまた人の心を引き付ける呪なのかもしれぬな』〕 ・・・・呪 陰陽師・・・・ 〔『――、本当にお前はよい男だ(笑)』〕 ・・・・・・・誰? ワカラナイ・・・ 知ラナイ・・・ イヤ、俺ハ知ッテル・・・・ デモ思イ出セナイ・・・・・
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