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「君、大丈夫?」
「はれ?あぁ。
ありがとうございます…」
俺はその人ににっこり笑った。
「気分悪そうだね、、、
どっかで休もうか?」
「えっ…?
そんな気にしなぐでも大丈夫ですよぉ。
直ぐに着きますから…」
「でも…」
その人の俺の肩に掛かる力が強くなり、
強引に近くのベンチに連れて行かれ、座わらされた。
「いいから此処に居て。」
その人は人混みの中へ消えて行った。
(なんだったんだぁ?)
それと入れ替わりのように晴が迎えに来てくれた。
「お前、何やってんだよ。
千春が『遅い』って
ゴネだしてんぞ。
…って、大丈夫か?」
「うん。
さっきよりはマシだぁ。行ぐべや。」
俺はあまりの具合悪さに…
さっき助けてくれた人のコトをすっかり忘れ、千春の場所へ戻ってしまっていた。
「あれ?さっきの子居ない…
可愛い娘だったなぁ…///」
――――この勘違いが更なる悲劇を生むコトになるのを…
千夏は気付かずにいた。。。
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