ともだちの章

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《ともだち》 今は まだ飛ばない 校舎の屋上 吸い込まれそうな青い空 言葉にできることなんて 限られてる 口に出した途端 〈違う〉と感じる想い 心を読んでくれたらいいのに… 言葉にできないこの想い 黙っていては伝わらない そんなの分かってる 素直になれない自分 分かってる… あんなにひどい事言うつもり無かった あのコ アタシの顔見てるだけ あんなに いつも一緒だったのに 「アタシの気持ち分かってくれる人なんていない」 〈違う〉 分かってないのは きっとアタシ あんなにひどい事言ったのに やっぱりそばにいてくれてる… 吸い込まれそうな青い空 校舎の屋上 今は飛ばない 手のぬくもりが うれしい 通じた気がした
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