伊藤幸宏の「ありがとう」

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 それでも今まで働きもせず、ここまでやれたのは、他でもない両親の存在だ。 父親は何も言わず、朝から晩まで汗水垂らしてお金を稼ぎ、高い学費を払ってくれ、母親は私が勉強を最もしやすい環境を作ってくれた。 そんな父親が半年前、定年を迎えた。  そこで僕の夢が絶たれた。
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