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愛理『ただいま~』
暗い部屋に明かりを付けた。
愛理は、父子家庭。
母は、あたしが中学の頃、行方不明になり、それから、母方のおばあちゃんに育てられたが、おばあちゃんは、半年前に亡くなってしまった。
父が帰ってくるまで、一人というのは、だいぶ慣れてきたな…。おばあちゃん…お母さん…あいたいょ…。
そぅ言いながら、おばあちゃんの仏壇にお線香をたて、手をあわせた。
でも、愛理ゎおばあちゃんの死に納得いっていなかった。
病院側は、心臓発作で亡くなったと言っていた。
急変したと電話があった時、病室に行ったら、すでに、亡くなっていた。
医師はすぐに、心臓マッサージをしたと言っていたが、あたしが見た時は、横向きだった。
医師が嘘をついている事は一目瞭然。
横向きでどうやって心臓マッサージ出来る?
年齢が年齢だった為に老死と片付けられてしまうのが、現実。
そして、一番不可解な事は、おばあちゃんの枕元に、青い蝶の死骸があった事…。
いまさら、調べる事は出来ないけど。
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