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2004年8月最後の金曜日。
この日は予定されていた放射線治療が終わり、その結果を見るためにMRI検査を行った。
検査結果の画像には、耳下線腫瘍を取り除いたはずの部位にハッキリと【白い影】が映っていた。
私たちは、神経を気にしての摘出手術だったためガン細胞を一掃出来なかったのか…と正直落胆した。
だが、医師からは以外に気楽な答えが返って来た。
①放射線治療のダメージが大きく、正常な細胞も回復できていないので白く見える
②白く写っているからと言って、問題無いこともある
③術後患部に腫れが見られないのでガンは残ってない
以上の説明にて、カナメの放射線治療は完了した。
今後は月1回程度のレントゲン・MRI等の検査をすることになったが、私たちはこの時点で、この医師の言葉を「再発・転移の可能性は極めて低く、まず心配は無いだろう」と解釈した。
もしもアナタが当事者で、医師から同じ事を言われたら、そう受け取りはしないだろうか?
こう言う時の「患者側」の立場では、いい意味に取ってしまう傾向があると思う。
だって…。
それこそが全員の望み、願いなのだから!!
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