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セカンドオピニオンでKがんセンターとTがんセンターを受診。
カナメの両肺には20個近い癌があり、大きい物では2cmとの事だった。
それぞれの医師からは、放射線や粒子線を照射しても、手術でガンを摘出しても…
『肺が正常に
働かなくなるだろう…』
と言われた。
とにかくガン細胞の数が多過ぎるようだ…。
カナメの肺が機能しなくなっては意味がない。
つまりはもう…
「抗がん剤治療」しか残された道は無いと言う事である。
これはJ大学病院も同じ見解のようだった。
知り合いの看護婦に相談したところ…
『手術の良し悪しは医師で決まる事もあるケド、抗がん剤の場合はその差があまり無いと思う。
だったら遠く離れた病院に一人で入院するのではなく、地元の病院で治療を受けた方が、精神的なケアもしやすいし、支えてあげやすいのでは?』
とのアドバイスをもらい、Tがんセンターで抗がん剤治療を受けることにした。
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