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最近の“ガン告知”とは、こんなモノなのだろうか。
手術翌日、仕事を終え私が見舞いに行くとサラリと…
『俺…癌なんだってネ…。
午前中の診察の時、先生から聞いたよ…』
正直驚いた・・・
もちろん今後治療を進めて行く中で「放射線」や「抗癌剤」と言う言葉が出れば、否応無しに“癌”である事実は分かってしまう。
いつまでも言わない訳にはいか無いが、家族に相談・確認・承諾もなしに、サラリと告知されてしまった。
患者の性格や気性を全く知らない医師が、家族に一言も無いまま告知するのは、とても軽率だと…私は思う。
医師には「数いるガン患者の中の一人」でも、本人や家族にとっては全てが初めてで…
物事すべてが一大事なのだ。
自分達だけ特別にして欲しいワケでは無い、ただ…
一人一人 別の患者で
一人一人 大切な命で
一人一人 がかけがいの無い
存在だって事を…
その患者を「腹の底から愛する者達」がいると言う事を、忘れないで欲しい。
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