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「ごめん征也。
今日はお母さんと帰るから。
多分保護者会終わってもう待ってるから…
真穂、征也、また明日ねっ」
美咲はそう言って
逃げ出すように立ち去った。
-付き合ってなんかない
本当のこと。
本当のことだけど、
こう言ってしまった瞬間
征也が一瞬、
すごく悲しそうな顔をしたのが分かった。
そりゃ好きな人に
付き合ってなんかないって
全力で否定されたら…
ショックだよね?
きっと私は
征也を傷つけた…
-明日謝ろう。
だけど…
私は多分この先も
征也のことは
友達としか思えない。
-ブレスレットは外していこう…
大事に大事に
アクセサリーBOXの中に
征也とおそろのブレスレットをしまった…
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