出会い

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ズサザザ~… ブワァ~っと少女と軽トラックの周りを砂煙がまう… あと20センチ程で少女はニュースに取り上げられる所だった… ガチャ…… 「お~い…生きとるかぁ~?」 少女 「おじいちゃん?」 少女が目を開けるとおじいちゃんがいた… 少女のおじいちゃんは白いランニングシャツ…ももひき…の格好で迎えに来ていた… おじいちゃん 「久し振りじゃのお~十年くらいぶりかのぉ~」 少女 「…おじいちゃんお久し振りです。」 おじいちゃんが不思議そうに言う… おじいちゃん 「はて?名前は何じゃったか…」 少女 「孫の名前を忘れちゃったの!」 するとおじいちゃんが手を叩きながら名前を言い出す。 「思い出した!キリコ!」 …誰だ! 「ハルク!」 …日本人ですらない 「ネズミ小僧!」 …時代も性別も不正解 「エリザベス!」 …性別は正解! 「春希!」 …ソレはおじいちゃんの名前! 少女 「もう…私の名前は夢来!」 「夢が来るって書いてメルって読むの!忘れないでね!」 しかし、夢来がおじいちゃんがいた方向を向くとそこには誰も居なかった。 ブルルルル… いきなり軽トラックが走り出す! 夢来 「ちょっと待った~!!」 慌てて追い掛ける! そして、おじいちゃんを引き止めた… 夢来 「ハアハア…何で急に走り出すの…」 おじいちゃん 「はて……ワシは何しにここに来たんじゃったのぉ~?」 夢来 「………」 こうして夢来の短い田舎暮らしが始まった…
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