苦しい日々

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だろう…時計を見ると二時を回っていた。俺は何を考えてんだ!自分に喝を入れた。今日は紗織とは喧嘩してしまったし、由紀からは変な相談されるし…あ~今は全てがどうでもいいと思える。何も考えたくない… 『あ~何なんだ今日は色々あり過ぎて眠れない…』 ベッドに横になり天井を眺める…つい何日か前までは紗織のことばっかり考えてたのに、今は由紀がどうするのか気になってしょうがない…いつから俺はこんな風になってしまったんだろう。由紀はただの幼なじみだったはずなのに…由紀は俺の一番の理解者で俺が一番近かった女の子で隣にいるのが当たり前だった。まさか由紀の事でこんなに悩む夜が来ようとは思ってもみなかった… 『寝よう!目を閉じよう!』 そう自分に言い聞かせて布団にくるまって無理矢理眠りについた…いろんな事を考えたくなかったし今は目を閉じて眠るしかなかった。それが今自分の出来ることだったから。 次の日…目覚めは最悪だった、頭が重い…結局ほとんど眠れなかったからだと思う。でも時間は待ってくれない、学校に行く時間だ。眠いしだるいし気分は最悪、重い足取りで学校へ向かった。 『おはよう』 振り返ると由紀だった。明への返事は結局どうすることに
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