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イスラム教発祥の地であるサウジアラビアの当局はメッカで5日、イスラム教の規律にのっとり、窃盗を犯した罰としてエジプト人男性の右手を切断したと、国営サウジ通信(SPA)が伝えた。
この男はメッカにあるモスク内でスリを働いたとして有罪となった。
ニューヨークに拠点を置く人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチのスポークスマンは、泥棒に対する手の切断処置が実際に行われることはまれであり、過去数年間で初めてのケースと述べた。
サウジアラビアはイスラム法を導入し、殺人やレイプ、麻薬の密輸、武装強盗などで有罪判決を受けた犯人の首を切断している。
先週にはサウジアラビア人5人が、少年に対する性的虐待と殺人の罪で、また別のエジプト人男性は「魔術」や不貞に加え、バスルームにコーランを置いて聖典を「汚した」として、それぞれ首を切断されている。
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