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実を言えば、美智の話で、勇気が出たとか、安心できたとか…そういうわけじゃなかった。
美智の話でわかったことは…、結局私はこのままじゃ、鷹山をあきらめられないってこと。
はっきり、「お前じゃダメだ」って言われたわけじゃない。
はっきり、「月彩美智以外、好きになれない」って言われたわけじゃない。
私の想いが通じる可能性は…、ほんの何%のものかもしれないけど……、それでも、あきらめられないなら、その何%かを、少しでも上げる努力をするべきなんじゃない?!
美智の言うように、鷹山が、何か気持ちの整理をつけれなくているなら(それは、きっと美智のことなんだろうけど)、私が…何をしてでも…忘れさせたい。
少しでも、私のことを女の子として見てくれている部分があるのなら…、もっともっと女の子として意識させたい。
私は……鷹山の…大切な人になりたい!!
…美智に、私の気持ちを打ち明けることによって…、私は、そんな風に、超前向きに(ある意味、超都合良く?)考えることができたんだ。
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