恋の辛さ

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 …そんな風に…思えたはず…なんだけど…。  やっぱり、連絡して、それに何の音沙汰もないと…へこむ…。  大学に、かわいい子いるのかなぁとか。  私のこと、ちょっとうざいとか思ってないかなぁとか。  そんなことばっかり考えてしまって、ついついため息…。 「あぁ~っ!!もう!!お風呂入ろっ!!!」  鳴らないケータイをぽんと机の上に放りだして、転がっていたベッドから勢いよく身体を起こした。  と。  ♪~♪~  ケータイの着メロが、…しかも…この音は「高校友達」の着メロがなり出した!!!  このときの、私の動きの素早さったら、もう世界チャンピオンくらいだったと思う。  画面に出ている文字は… 『鷹山湊』!!!
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