24時間片恋モード

恋の辛さ

『それよりさ、昨日、メールに返事できなくて、ごめんな。大学のサークルの飲み会でさ。気がついたら、夜中だったんだよ』
　急に始まった、本題に、私の心臓がドキリと音を立てたのがわかる。
「…そう、だったんだっ…。で、さ…」
　私が、なんて切り出そうかと、もたもたしていると、鷹山は。サラッと言う。

『おれさ、次の土曜だったら、ヒマなんだけど…菜々子はどうよ？…あ、お前はいっつもヒマか～』

　それって、会ってくれるってこと？
　私と会うのは、嫌じゃないってこと？！

　うれしすぎてうれしすぎて…なんて言ったらいいのかわかんない。

『…おい、菜々子？…なんだよ、怒ったのか？なんか予定あったのか？…おーいっ！』

　鷹山の声に、ハッとなる。