見えない月に願いを

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
君がこの手から離れていくなら 君が星になってしまうなら 僕は月になることを願おう 君の涙に触れたい 君の頬に手をそえて 君を笑顔に変えたい たとえ離れていても 僕は君を想っているから 寂しいなんて思わないで 悲しいなんて思わないで 君はもっと自分の事を考えて 僕は何でも捧げるから 記憶でも 躰でも 命でも だから諦めないで 「もう死ぬ」なんて 「もうさよなら」なんて ……言わないで この冷たい寒い世界で 1つ 願いをきいてくれるなら 君の側にいさせてと 月にならせてくれと 心から願う もう君の火も消えそうだね… 安心して? すぐ側にいくから…  
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!