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「どこまで困らせる気だよ。」
「放っといてくれていいのに。いい事なんてないじゃない。」
「オレ達幼なじみだろ。芽衣が困ってたり、苦しんでたら助けたいって思うの当然だろ。」
濁りない瞳で、胸の奥底をつかれた気がした。こみあげるものをこらえ、再びタオルケットくるまった。
太陽は昔から真っ直ぐに人を見てくる。何でも見透かしたように心をつく事をタイミングよく話す人なのだ。
ふうと息をついている。やれやれという感じだ。
言うことを聞いたわけではない・・・ただ、涙を見られたくなかっただけ。
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