おぼろ月夜
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人の優しさも何もかもが嘘に見えて嫌だった。 「だから、ほっとけって」と堤くんの声がする。 詳しくは知らないけど、太陽と堤くんはギター片手に路上ライブをやっているらしい。いつだったか、晴れた日曜日にマンションの真向かいにあるタコ公園で太陽が一人でギターの練習をしていたのを覚えている。 夢に向かって歩くその姿はキラキラと輝いて見えた。何もかも、自分以外のものは全て眩しい・・・。 こんな日々、もううんざりだ。
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