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堤くんの忠告を受けたからというわけではないけど、太陽が働くコンビニに行くのはやめた。料理をする気になったわけではない。
今日もスーパーの惣菜コーナーの前でうろうろと悩んでいた。
「アレ?芽衣ちゃん?そうでしょ?」
花柄のエプロン姿の女の人が寄ってくる。
誰だろ?見覚えがない。
「覚えてないわよね?太陽の母です。」
「ヒロ子おばさん?」
「そう!芽衣ちゃんの写真見せてもらってたからね。それにしても大きくなったね。」
目を真ん丸くして見てくる。
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