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prologue
――The beginning
依頼が来た。
それはよくあることなのだが、今回ばかりは話が違う。
何かを殺し、何かを奪い取る。
そんなありふれたものではなく――
――それは、君を護ることだった。
君と逢うこと、
君が僕と逢うこと、
君と僕がこうして出会うということ、
――きっと全て、運命だったんだ。
交差する意志と意志の狭間で、
少年は大人になる。
――重過ぎる想いを背負い。
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