Page.1 mastery a seal

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    調合の基礎を直ぐに理解し、一人で難解な調合までこなしてしまうのだ。     ヴィンテージ(…そろそろ本腰を入れて教えるかな……)     この分だと自分を呆気なく抜くだろうな。     そう思うと自然と笑みが出る。     青は藍より出でて藍より青し、ってな。     そんなことを思っていると、ふと家内が自分を呼ぶ声がした。       ヴィンテージ「…どうした?」     聞くとどうやら俺に客らしい。     ヴィンテージ(……誰だ?)     薬なら今日は渡すだけ渡したし、外来なら客とは言わないだろう。     それなら純粋に客であるのだろうか。     考えてヴィンテージはハッとした。     ――まさか、ヤツか?     妙な予感がして客間へと急いだ。     そしてその予感は、みごとに的中した。     もしも神が居るなら、是非とも恨みたい。     そう――     ヤツだった。    
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