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夢と現実の境目
『全く…電話にでねぇから死んでんじゃねーかと思ったし』
鼻を掻きながら笑う彼はやっぱり可愛いと思ってしまう
でも…所詮私は第二の女だから
「近付かないでよ!!」
私は叫んだ
どうせさっきの子と遊び疲れたに違いない
『……??なんで????』
「とぼけようとしても無駄!!
さっき…私の事……電話で…第二の女って言った癖に!!」
涙が溢れる
もぅどうしたら良いんだろう
よくわからない
意味がわからない
『…電話??俺さっき電話なんかしてねぇよ??』
「…嘘…」
私は携帯の発信履歴を見た
ない…
「嘘…嘘よ……」
『嘘じゃねぇよ。俺今日バイトじゃん』
確かに今日は火曜日だ
彼はこの時間バイトのはず…
『また夢でも見てたんじゃねえのか??』
次第に涙はあふれだす
「った…良かったよ…」
本当に良かった…
すると優夜は私を抱き締めてくれた
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