366人が本棚に入れています
本棚に追加
その頃―
「奉先様!!」
チョウ蝉が無事、本陣に到着していた。
「チョウ蝉!!」
呂布も思わずチョウ蝉に近寄る。
「よかった…ご無事で…」
チョウ蝉は呂布の手を取り、安堵な表情をした。
「チョウ蝉…」
呂布も本当はチョウ蝉を抱きしめたいがグッと我慢した。その時、張遼がチョウ蝉に話しかけた。
「チョウ蝉殿…紅妖殿は一緒ではないのか?」
「……いずれ分かる事なので、今お話しましょう」
そう言うと、チョウ蝉は紅妖という人物について語り始めた。もちろん、仙界の住人などとは決して話さなかった。
最初のコメントを投稿しよう!