悪徳~董卓~

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すると、先程捕らえた捕虜を連れて張遼登場。 「董卓様…参られていたのですか。」 「不甲斐ないからの!ん?そやつはなんじゃ?」 董卓がそう言うとその場にいた者全員が捕虜に気付いた。 「敵将と思われる女性を捕縛いたしました。」 「貴様…だから遅れたのか!?」 張遼が捕虜を本陣の兵へ引き渡している間、呂布は1人でシスイカンを守っていた。流石の呂布も敵中突破は難しかったようだ。 「落ち着かれよ、呂布殿。今回は私が悪かった。すまぬ。」 「……フン」 素直に謝る張遼に返す言葉が見つからない。 「どれ、面を上げてみよ。」 董卓…KY。 「…こうでございますか?」 全員が何故か顔を赤くした。 「見目美しいの~♪ヒッヒッヒ…さぁ、こちらにちこぅ寄れ。」 捕虜は董卓の言うとおりにした。 「なかなか♪上玉よのぅ~♪なぁ、張遼」 「は…はぃ」 いきなり聞かれて、『はい』と答えてしまった張遼。そして横目で睨む呂布。
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