第二章 告白

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その悪態男はまるで子供が悪戯をしたかのように舌を出して笑みを浮かべる。 周りからは驚きの声が上がり、その瞬間俺は我に返り立ち上がると一目散に外に飛び出した。 別に男同士のキスに抵抗はない。今までの人生でそんな事は何度か経験済みなことだ。許せないのはあいつの訳が分からない行動と、それに対して何の抵抗も出来ない自分に異様に腹が立った。 冷静になれ、と自分に言い聞かせるとある事に気付く。そういえば俺金を払っていない…
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