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「たっくよ~、一体今は何時だと思ってるんだよ⁉この細目じじいが‼」
ちなみに時間は五時だった。何でこんな早くに起こすのかと思ったが、俺はとりあえずじじいのこめかみ目掛けて蹴りを叩き込んだ。
しかしやっぱりというかなんて言うか俺の足はしっかりと捕まれていた。
そしてじじいが「こんの、うつけが‼」そう言った時には俺が投げられていた。
「毎日の日課すら忘れるとは、やはりバカだな。いつも言っているがじじいじゃなくて龍ヶ丘統司(リュウガオカトウジ)だ、名前で呼べないならせめて師匠と呼べ。それでもじじいと呼びたければワシに勝つんだな」
といつもと同じ事を言って胴着を投げ渡してきた龍ヶ丘。
それに対して「わかったよ、今日こそは勝ってやるよ。」と胴着を着ながらこちらもいつもと同じセリフを返して朱弥は道場に向かった。
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