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「イケイケ~追い越しまくれ朱弥号(笑)」
そう言いながら楽しそうに後ろで、今更朝食を食べているのは姫華だった。
「わかってるよ~、急ぐけど食べてるのを落とさないように気をつけろよ~」
と朱弥は言っているし、周りも気にしてないのを見ると、本当にいつもの事なのだとわかる光景だった。
するとそこを二つの風が騒ぎながら通り過ぎた。
そして同時に姫華が驚いて、くわえていたトーストを落としてしょげていた。
そして、それをみた朱弥は「しっかりと捕まっていろ」そう言ってチャリンコのスピードを上げて、二つの風を追いかけた。
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