ありがとう

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ハルはオオカミに向かって走っていきました。 ソラを守るためです。   「ママやめて!!」   子オオカミが泣きながら叫びました。 でも止める事はできません。 ソラはパニックになり、近くの木の窪みに潜り込み震えていました。     「キャゥ…!!」     小さな悲鳴が耳に届きました。 ソラには確かめなくても誰の声か分かりました。 それは ずっとずっと聞き慣れた声でした。
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