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教室にはまだ誰もいなくてしばらく二人で話していた 『な~優』 『なんだょ』 『俺に勉強教えてくれないか?』 『勉強?』 『うん お前頭いいだろ』 『俺、頭悪いぞ』 ガッターン 急に和也が立ち上がって椅子が倒れた 『頭悪いだ? 頭悪い奴に首席がとれるか』 『首席? 俺がか?』 『お前知らなかったのか? 』 『知らないし』 『そうだったのか でも首席すげーな 勉強教えろよな』 『ああ わかったょ でっお前は何位だったんだ?』 『…………………4位』 『4位? お前頭いいじゃんかょ 俺が教える必要ないじゃんか』 『は? お前さっき教えるっていったからな ちゃんと教えろょ』 そんなこんなんで言い争っていると担任が入ってきた 『お前らHR初めるから席につけ』 『今日から勉強教えろょ』 ボソッと後ろから和也が言ってきた 仕方がない 『ああ わかったょ』 と私は返事した
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