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次の日の朝アッシュは言われた通りエレベーターに乗り地上に向かった。
エレベーターから降りると、そこには白い光が煌々と灯る広い空間があり、戦闘機が数機とまっていた。
すぐにレイヴァー大尉が振り返りアッシュに声をかける。
「おっ!アッシュ早いな!」
予定より30分も早く来たのだ。大尉がそういうのも納得出来る。
「いえ、することがなかったので・・・。」
する事なら探せばいくらでもあったが、戦争のないこの国では戦闘機乗りは戦闘機には乗らず毎日暇を持て余し過ごすのが日常だった。
そして今日はそれから抜け出せるのだ。
嬉しくないはずがない。
「まぁいい、それよりこれ見ろよ!」
そう言って大尉はもと向いていた方に向き直った。
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