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自機のコックピットに座り久しぶりに機体の感覚を確かめる。
右コンソールに設けられた操縦桿は久しぶりに握ったものの、そんな気がしなかった。
勘は鈍っていないようだ。
「おーい!アッシュ出るぞぉ!」
レイヴァー大尉から声がかかる。
あいつと呼んでいた人が来たらしい。
コックピットはエンジンが起動していなければ非常に視界が悪い。
それに重なり機体の中を見回していたことで人が来たのに気付かなかった。
コックピットから身を乗り出し大尉の方を見る。
「久しぶりね!アッシュ。」
そこにいたのはミリエル・ウィンシス。
その人だった。
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