プロローグ

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轟音とともに青く澄み切った空を音速で駆け抜ける。 その時突然のミサイルアラート。 やかましい音がミサイルの接近を知らせている。 「・・・くっ!」 目一杯操縦桿を引く。 高速旋回でかかるGに歯を食いしばる。 しかし、その間にも眼は忘れずにミサイルの主を探していた。 旋回についていけず、鋭い音をたてミサイルがすぐ脇を抜けミサイルアラートが止む。 ふぅ~と、止めていた息をゆっくり吐き、旋回を続けながらミサイルを撃ってきた機体を探す。 いない!
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