願い

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選択肢を用意して彼が選んだ方法で、想いを伝えて欲しかった。 「ありがとう」 勃ち上がった彼自身に手を伸ばし、縛っていた紐を解いてから、一度いかせてやろうと思って握ると彼の手がそれを阻んだ。 「河島?」 「…いいから」 「でも」 「いらねぇっつってんだからいらねぇんだよっ」 結構いい音をたてて殴られた。 殴らなくてもいいとは思うが、それが河島だ。 音のわりに大して痛くもなかったが、わざと怒ったように声を低める。 「……河島?どうしてすぐ手が出るかな。いれて欲しいならそう言ってよ」 「そんなこと…ッ」 指をいれてやれば、ひくつくほど卑猥に緩んでいる。 もう知り尽くしている、河島の感じる場所。 そこを弄ればシーツを握り締めて声をあげた。 「っぁ、…ん、ゃめ…っ」 組み敷いている身体を俯せにして、後ろから貫く。 枕を抱き締めてそこに顔を押し付け声を殺そうとしているが、くぐもった声が無理矢理犯しているようで背徳的だ。 「…っ、ふ…ん、ぁ…あ、ふじみ……もうっ」 「いきたい?」 達せないよう根元に指を絡ませて抑え、何度も河島の弱い場所を突く。
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