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~時は遡り一週間前~
雷
「あ~、腹減った~~」
急ぎ足で大学の食堂へ入る雷。
つぐみ
「雷君、そんなに急いだら転ぶわよ?」
つぐみはそんな雷を、怒りながらも顔は微笑んでいる。
雷
「俺は子供じゃないよ💧」
叫びながら、つぐみの方に振り向いた時に、人にぶつかる。
雷
「あ、すいません💧」
ふと気付く、周りが時間が止まったかのように動かなくなったことに。
雷
「?…、何がどうなってんだ?」
???
「我は、織田家琴重頭 森蘭丸、雷神の一族が最後の生き残りの汝に決闘を申し入れたい」
雷
「決闘って……」
決闘と言う言葉を聞き、後退りをする。
蘭丸
「そうです、決闘です……、貴方が断ると言うならば彼女の命は保証しかねますがね……」
蘭丸の腕の中にはいつの間にかつぐみが居た。
雷
「な⁉いつの間に‼」
驚きながらも、怒りをあらわにする。
蘭丸
「では、関ヶ原にて待って居ますよ、駿河雷殿?否……、雷神❗ハハハハ‼」
高らかな笑い声を残し、姿を消す森蘭丸。
雷
「つぐみー❗」
叫びながら、つぐみの服を掴もうとするが、空を切るのだった。
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