~第2章~

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~時は遡り一週間前~   雷 「あ~、腹減った~~」 急ぎ足で大学の食堂へ入る雷。   つぐみ 「雷君、そんなに急いだら転ぶわよ?」 つぐみはそんな雷を、怒りながらも顔は微笑んでいる。   雷 「俺は子供じゃないよ💧」 叫びながら、つぐみの方に振り向いた時に、人にぶつかる。   雷 「あ、すいません💧」 ふと気付く、周りが時間が止まったかのように動かなくなったことに。   雷 「?…、何がどうなってんだ?」   ??? 「我は、織田家琴重頭 森蘭丸、雷神の一族が最後の生き残りの汝に決闘を申し入れたい」   雷 「決闘って……」 決闘と言う言葉を聞き、後退りをする。   蘭丸 「そうです、決闘です……、貴方が断ると言うならば彼女の命は保証しかねますがね……」 蘭丸の腕の中にはいつの間にかつぐみが居た。   雷 「な⁉いつの間に‼」 驚きながらも、怒りをあらわにする。   蘭丸 「では、関ヶ原にて待って居ますよ、駿河雷殿?否……、雷神❗ハハハハ‼」 高らかな笑い声を残し、姿を消す森蘭丸。     雷 「つぐみー❗」 叫びながら、つぐみの服を掴もうとするが、空を切るのだった。
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