~第1章~

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雷が通う大学。   雷 「しっかし、何で俺は寺をつがにゃならんのだ……」   つぐみ 「仕方無いじゃない?おじい様の跡目を継ぐ、人間があなたしか居ないんだから」 この女性は、雷の先輩であり、ガールフレンドの、園田 つぐみである。   雷 「でもさ……」   つぐみ 「そう言えば、さっき教授が呼んでたわよ、何でも詳しい話が、聞きたいって…」   雷 「分かった、行ってくるよ」 つぐみと離れ教室を出るのであった。   雷 「失礼します…」 室内へ入る。   礼子(教授) 「駿河君、良く来てくれたわね」 笑顔を作る礼子。   雷 「そりゃ呼ばれりゃ来ますよ(俺この人苦手なんだよな💧)」 作り笑いをする雷。   礼子 「まず、何も言わずに聞いてもらってて良いかしら?」   雷 「はい…」 多少訝しむが、言うことを聞く。   礼子 「駿河雷、年齢二十歳身長180cm、伝統あるお寺である雷王寺に生まれ、両親は幼い頃に事故で他界その後祖父である駿河 剛に育てられる、こんな所かしら?」 まくし立てるように、雷のプロフィールを言う。   雷 「合ってるけど、大学に教えて無い事まで、何で知ってるんですか?」   礼子 「もう一つ有るわよ?その昔、織田信長を封印したとされる雷神刀を祭っている……」
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