部屋。

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  眠れない夜が続いて 訳も分からず泣いてばっかり 痛い事はたくさんあって 毎日闘ってなきゃいけないんだ 1つずつ傷が増えていく 少しずつ臆病になっていく 「もーやだ」ってつぶやいてみても どうにもならない事くらい知ってるけど それでも何かに期待して 夢を望める場所を求めてる いつも心の目をつぶって歩いてる 見たくない 気付きたくない現実を見ないようにして 歩きながらも 目をそむけてしまってる ”辛い 悲しい”感情の詰まった部屋を開けるのは嫌だ 見つめ続ける勇気を 今はまだ持っていないから ただ逃げて偽りの笑顔で自分すら騙すんだ 本当に弱虫な私は 否定もできず 黙ったまま 翼が欲しいと願うくせに 鳥の願いも気付けずに いつも何かに追われてるのに 祈るだけて向き合わない 失えない物があって 恐いなら 言葉にして はっきりと言えばいい 嘘をつくのもつかれるのも もう嫌だ 壊れた物を取り戻すのは難しいよ 思い出したいことがあるのに どうしても思い出せないんだ でも無駄だと言われても 最後まであがき通したい 私の価値はそんなもんじゃないって叫んで 青すぎる大空に押し潰されそうで 負けちゃいそうで 私のこの手にいつもチカラがあればいいのに  
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