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あの頃の僕のハナシ
僕達のあの頃のハナシ
急な坂道をのぼって
やっとたどり着いた公園で
僕ら一緒に遊んだね
叱られるのも分かっていながら
遅くまではしゃいで
『いつまでも帰りたくない』と語り合った
いつか見た入道雲のハナシ
「あれはどこまで続くんかなぁ…」
あの日作った色水の青
「すごくキレー」って笑い合った
守っていたい約束がたくさんあった
知られたくない秘密も山ほどあった
だけど僕ら以外の人もみんな分かっていた事で
どれも約束は守れなかった
どれも秘密なんかにはならなかった
こんな僕でもいつか誰かを愛しいと思って
その人のために泣いたりするのかな
僕らもいつか大人になって
守りたい誰かに出会って
その人のために汗流したりすんのかなぁ
砂の山を作って トンネルを掘って
『どこまで行こうか』話し合った
あの時の僕らの夢
ずっとずっと笑っていられますように
大きくなったらでっかい人間になれますように
不安に包まれた夜でも
1人でもふんばって
昨日が終わったから今日がきて
今日が終われば明日はやってくるから
あの時の僕がいて
今の僕がいて
今も昔も
宝ものはかわらずここにある
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