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「言っとくが、行っても無駄だぞ多分。お前の彼女は来ないと俺は思うが」
「そんなはず………ありません!アイツは来ます、もう着いてるかも……………」
必死に否定し始めるがそれを制した。
「まぁ愛とか意地とかいろいろあるだろうけどよ、一応先輩の話しはきいとけ。じゃあ質問だが。彼女は幾つだ?」
「………自分と同じ19です」
「そうか、大学生か?」
「そうです」
「じゃあ、独り暮らしじゃないだろぅ?」
「えぇ、そうですよ。ご両親と住んでます」
「だそうだ、コイツの彼女が来ないと思うもの挙手」
警衛詰め所にいる者全てが手を挙げた。ちなみに警衛というものは基本睡魔との闘いだ。皆寝ないために話しに食い付いていたりする。外から見たらシッカリ仕事してるように見えるのだが………。
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