━侵攻━

6/10
前へ
/47ページ
次へ
山田は頭の整理をつけるので精一杯だった。 短い時間の間、とにかく大声を張り上げて指示を出し続けた。 「首相官邸から交戦許可出ました!」 「接触は!」 「後42秒!」 全員が祈るようにしてモニターを見つめる。 「敵機のミサイル反応あり!短距離です!数46!」 「威嚇射撃は中止!撃ち落とせ!」 モニターに映る味方の緑の点が散々になって広がり、そのいくつかが消えた。 「敵機防衛線を突破!損害3!」 赤い点は隊形を崩す事なく移動を続ける。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加