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あなたはとても優しく私を包んでくれる
私はそれで満足です
けど私はあなたになにもすることができません
それでもいいと彼は言いました
彼とずっといつまでもこのまま幸せでいられると信じていました
そう信じていたんです
けれども幸せは長くは続かなかったのです
彼はやまいで天国に行ってしまいました
彼は私に一言も自分のやまいのことを死ぬ直前まで言いませんでした
彼は
心配させたくないからと言いました
私を思ってのことだと言うのは分かりました
それでもいってほしかった
私になにもできないのは分かっているけど
そして最後に彼は言った
「サヨナラ」
「愛してるよ」
彼は私を優しく抱き締めてそして優しいことばで言った。
サヨナラなんて言わないで、私はあなたとまだ生きていきたいの!!それなのにサヨナラなんて言わないでよ!!
私は涙が止まらなかった涙がただただ止まりませんでした
だって優しく包んでくれるあなたはもういなくなってしまったのだから
私の心は脱け殻です、あなたが全てだった私はどうすればいいのでしょう?
アナタはなにも答えてはくれません
サヨナラと言って先に行ってしまいました。
けど私は待ちます。
それは私とあなたの宝物があると分かったから
この世にたった1つの私とあなたの宝物があると分かったから
いつか天国から私とこの子に会いに来てくれると信じて待っています
だからサヨナラの代わりにこう言います
……………………………サヨナラじゃないわよ、アナタ
…………………………………また会いましょうよ
涙をこらえアナタに言った
聞こえてないかもしれない
けど
アナタは笑ってくれた、そんな気がした。
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