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そして手術の前日。
今までで一番の悲しみが襲ってきた。
「ごめんね。ごめんね。」
何度もお腹に語りかけながら泣いた。
しばらくして、前に京都に一緒に行った友達のブログをふと見に行った。
その子は2週間以上も前の安産の場所に行った事をアップしていた。
私が流産したって知ってて…
しかも読むと私の名前はなく、もう1人の子の安産祈願に行ったと書かれていた…
『その時は私の赤ちゃんちゃんと生きてたよ。私が流産したって知ってるなら、わざわざ書く必要ないのに…』そう思うと悲しくて悲しくてどうしようもなくなった。
『私だけが親友だと思ってたのかな』そんな屈折した思いがなぜか沸き上がった。
その後は旦那の胸で最後の大号泣をした。
もちろん理由は言えない。
最終日に悲しくなったのだと言った…
そんな私のために、夜ご飯に渡り蟹のクリームパスタとステーキを作ってくれた。
旦那の愛情を感じ、本当に最後になる4人での家族団らんをした。
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