恋のバリアフリー・反抗期

赤色仙人

二度寝からは狙ったかのように見事に正午に目が再び覚めた。

昼食は適当にサンドイッチを作って、テレビをつけてだべりながら昼食を済ませた。

午後は暇だし外に出てみるか…そう思える。

一段落つくと高いお金を払って買った新品の服を上下のバランスを考え選んで着てみた。

見た目はまあカッコ良いはずだろう…。

しかし、何故今日に限ってめかし込んで外に出なければならないのだろう…疑問だ。

一歩マンションから出ると、とてつもなく寒い。
はあ…外は辞めようかな…しかし脳内の命令を無視して、ただ足は進む。

まるで何処かに連れて行きたいかのように無意識に。