赤色仙人

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俺はすでに怪我から見事治りきった脚でマンションへと慌てて引き換えす、とすぐさまカレンダーを見て深く肩を落としてしまった…。 『クリスマス。ハルカとの3ヶ月ぶりのデートの日…。』 勿論間違いが無いか五回も確かめた…結果は変わらない。 さっきからあった頭の中の嫌なモヤモヤはこいつか…。 やばい…クリスマスプレゼントなんて考えてもないし、なにしろ買ってもないのだ。 呑気になんか話をしてられない… 約束のデートの時間まであと五時間。 いったいどうするつもりなんだ…沢田彼方…。 今からプレゼントを買って、集合場所に間に合わせなければならないって事だ。 これは、恐怖だな…。
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