序章・あれから30年

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30年前清燐町という小さな町であったかけがえのない青春 そしてその町に住む少年・秀幸 彼の物語はその青春がなければきっとなりたたなかっただろ 秀幸は、今は見覚えのない謎の空間にいた 秀幸『あれ?ここはなんだ?』 戸惑いながら、謎の空間を歩く秀幸 すると、どこからか女の子の声がしずしずと聞こえてきた ???『やっと……会えた……』 秀幸『だ、誰だ!?俺に話かけてるのか??』 ???『そう……私……貴方が――――』 女の子の声は途中で途切れてしまう。 秀幸『お、おい!!一体なんなんだよ!!おいっ!!おいったら!!?』 秀幸「はっ!?」 秀幸は朝の眩しい日差しで目が覚めてしまい、そして、ゆっくりと体を起こした。 秀幸「また、あの夢……」 秀幸はここ最近見るおかしな夢に少し疑問を抱いていた。 秀幸「一体何なんだろう?それにあの女の子清燐町の子じゃなかった気も……えぇい!!すっきりしねぇ!!もう一人眠りすっか。」 秀幸は再びベッドに寝転んだが、そんな余裕もなくなった。 目覚まし時計を見合わせる秀幸。 秀幸「やべっ!!8:15!!?うわぁ~!!大変だぁ!!」 慌ててベッドから飛び出た秀幸は、大急ぎでリビングに降りていった。
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