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唯一外にいた卓は5分ほどの大地震を近くの手すりに捕まって耐えていた。
卓は恐怖で目をつむりながら地震が治まるのを待った。
地震が治まったあと、卓はゆっくりと目を開けた。
そこには建物がほとんど崩れ、炎が燃え上がり、ほんの数分前には考えられなかった景色が広がっていた。
卓は震えながら立ち上がり、自分を落ち着かせようと努力した。
卓の周りにはまだ混乱する人々などもいたが、卓はそれでもパチンコ屋へ向かった。
しかし卓は遠くから人の悲鳴が聴こえることに気付いた。
卓は遠くを見ると逃げ惑う人々の姿が見えた。
まるでこの世のものではないものに襲われているかのように見えた卓はその人々のさらに奥に目をやった。
「何だ、あれ?」
卓は再び混乱した。
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