シアワセノマホウ

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キーンコーンカーンコーン。 さっきまでうるさかったはずの校内に静けさが広がった。   授業始まったんだ。と呑気に思いながら階段をゆっくりのぼっていく。   最上階に着き、少し光が漏れている扉を押し開けた。   ザァと強い風が吹き、雲1つないキレイな青空が私を迎えてくれた。   あまりにも気持ちよくて、口元が少し緩んだ。   緑のフェンスにもたれ、座る。   心地良い風と天気の良さが眠りの世界へと私を誘い、自然と瞼がおりていった。   うつらうつらしていると、ペタペタと誰かがこちらへと向かって来る足音。      
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