570人が本棚に入れています
本棚に追加
坂本:(勢いよく攻めたかて、あの長い間合いの餌食じゃ・・・・彼奴が攻めてきたとこをかわし、構え戻す前に胴に打ち込む!)
真也:(流石は坂本さん、戦い慣れてる感じだ。攻めて来ないのをみると、おれの攻撃の返りの間に打つ。と、でも考えているのか・・・・・。)
坂本:「真也、ちぃとはおまんから攻めてきたらどうじゃ?」
真也:「(先手を誘った。間違いなく返り討ちを狙っている。一発の決め技は必要ない。ここは、片手平突きだ。)ならお言葉に甘えて、行きますよ!!」
ビュッ!
真也の突きが外れた。
坂本:(こうなると長刀は返りが遅い。もらったぜよ!)
ドシィ!!
何と外したはずの真也の木刀が龍馬の胴を捕らえた。
坂本:「真也、今何を!?」
真也:「坂本さんは私の攻撃の返りの間を狙ってましたね。私の今の突きは平突きといって、外しても横薙ぎ払いの攻撃に切り替えられるのです。うちの道場の土方という人が考えた技です。」
坂本:「ハッハッハ!おまんはまっこと強いのぅ。参ったぜよ!」
最初のコメントを投稿しよう!