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真也:「そろそろ旅路に戻ろうかな。」
太田:「お、おい真也!もっといてくれていいんだぜ?俺も君のお陰で前より強くなったんだ。」
小千葉道場に滞在して1週間余日、真也は再び旅路に戻ろうとしていた。
真也:「いや、自分には三ヵ月という期間しかないんですよ。太田さんも将来の塾頭候補らしくもっとしっかりして下さいよ。」
太田:「うるせー!お前もその口の悪さ何とかしやがれ。・・・・・またな。」
真也:「太田さん、もしいつかまた坂本さんがここに来たら、ありがとうございますと伝えて下さい。」
坂本龍馬は手合わせの日の晩、真也や太田らに宴を催したが、次の日の早朝、皆が寝てる間に置き手紙だけ残して土佐に帰ってしまっていた。真也も坂本龍馬を気に入ったのか、またいつかどこかで逢えるのを期待していた。
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