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真也:「失礼しました!」
武道場を出て、まず真也はみんなを探そうと思った。
土方:「行くのか、真也。」
真也:「ゲッ、土方さん。結局こんなとこで盗み聞きなんて、人が悪いなぁ。もぅ!」
土方:「まぁ三ヵ月したら帰ってくるんだ。俺から言う事は特には無い。」
土方への挨拶を済ませ、館内をぶらぶら歩いた。居間に行くと井上源三郎がいた。
真也:「源さん!」
井上:「はいはい、真也か。どうかしたかの?」
真也:「はい、この度三月ばかり、旅に出ます。」
井上:「そうか。無事を祈っとるよ。」
井上への挨拶も済ませた時、
稽古終わりの永倉新八が入って来た。
永倉:「ん?どうした真也?どこか行くのか?」
井上:「彼は修業のために江戸を回ってくるそうじゃ。」
永倉:「そうか。それじゃ、次会う時は成果を見せてもらうとするかのう。」
真也:「はい、では永倉さん、源さん、行ってきます!」
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