570人が本棚に入れています
本棚に追加
つねの制止により、やっと沖田と別れ真也は旅に出た。
町人:「あれ?真也くん、どこ行くの?」
真也:「ちょっとばかり旅に。一回り成長して帰ってきますよ。」
試衛館を出て2時間後、真也がとある酒場の前を通り過ぎた時に浪士に絡まれた。
浪士:「おぃ兄ちゃん!酒飲み足りねぇんだが、金貸してくれねぇか?」
真也:「お金ですか?利子付きなら貸してもいいですよ。」
浪士:「んだと!?斬り殺されてぇのか?」
真也:「わぁー、止めてください。」
あまりに機嫌が悪いのか、その浪士は執拗に絡んでくる。
浪士:「何ならテメェのその刀、質に入れて金作るか!」
真也:「この刀はねぇ、あんたごときにくれてやる代物じゃないんですよ。『備前長船長光』佐々木小次郎が使っていた物干し竿と同型の刀なんでね。」
浪士:「なら尚更頂くぜ!」
浪士は刀を抜いてきた。
真也:「ハハハ、困ったなぁ。」
キィィィン・・・
真也は浪人の刀を弾き飛ばし、怯えかえる浪人を尻目に真也の本性が出た。
真也:「さて、次はあんたの首を飛ばそうかなぁ?」
浪人は慌てふためき逃げて行った。
最初のコメントを投稿しよう!