江戸を回ってきます

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つねの制止により、やっと沖田と別れ真也は旅に出た。 町人:「あれ?真也くん、どこ行くの?」 真也:「ちょっとばかり旅に。一回り成長して帰ってきますよ。」 試衛館を出て2時間後、真也がとある酒場の前を通り過ぎた時に浪士に絡まれた。 浪士:「おぃ兄ちゃん!酒飲み足りねぇんだが、金貸してくれねぇか?」 真也:「お金ですか?利子付きなら貸してもいいですよ。」 浪士:「んだと!?斬り殺されてぇのか?」 真也:「わぁー、止めてください。」 あまりに機嫌が悪いのか、その浪士は執拗に絡んでくる。 浪士:「何ならテメェのその刀、質に入れて金作るか!」 真也:「この刀はねぇ、あんたごときにくれてやる代物じゃないんですよ。『備前長船長光』佐々木小次郎が使っていた物干し竿と同型の刀なんでね。」 浪士:「なら尚更頂くぜ!」 浪士は刀を抜いてきた。 真也:「ハハハ、困ったなぁ。」 キィィィン・・・ 真也は浪人の刀を弾き飛ばし、怯えかえる浪人を尻目に真也の本性が出た。 真也:「さて、次はあんたの首を飛ばそうかなぁ?」 浪人は慌てふためき逃げて行った。
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